退任に寄せてのメッセージ

谷田 けい先生

たにた けい

Institut Imagine/Postdoctoral researcher

森尾先生との関係

森尾先生には、私が2005年に東京医科歯科大学医学部医学科に入学してから、在学中、後期研修中、大学院在学の間に指導をしていただきました。

森尾先生との思い出

学生の時の講義で、毎回最初にアイスブレイキングのスライドを入れてくださったのをよく覚えています。いつも教室が和やかな雰囲気になり、そのあともスマートな森尾先生らしい、わかりやすい講義をしてくださいました。私は大学を卒業し初期研修をしたあと、東京北社会保険病院(現東京北医療センター)の小児科に後期研修医として就職しましたが、2015年に病院開催の公開勉強会に、森尾先生に講演にきていただきました。講演会後のお食事会で、「チェロを弾くんだよね」、と学生時代のサークルまで覚えてくださっていて、森尾先生の記憶力のすばらしさだけでなく、たくさんいる学生を一人一人しっかりと見ていてくださったんだなということを感じました。森尾先生は、医学の知識はもちろんですが音楽や美術への造詣も深く、同じく芸術に興味のあった私に、病棟にプロジェクションマッピングを設置する活動や、第44回東日本小児科学会のポスターのデザインも任せてくださいました。医療と芸術という異なる分野の連携についても非常に意欲的で、患者さんの病気の治療だけでなく、生活自体も豊かであってほしいという先生の思いを感じることができました。

森尾先生への感謝の言葉

後期研修医中に、関連病院研修として半年間、大学病院小児科での研修を受け入れてくださり、その時の経験から感染症や免疫不全について勉強したいと思うようになりました。大学を離れて後期研修医をしていたにもかかわらず、その思いを汲み、大学院の発生発達病態学分野で研究をさせてくださいました。森尾先生に大学院在学中に書いていただいた、本学大学院学生研究奨励賞や日本学術振興会の特別研究員の推薦文のおかげで、在学中にフランスに短期留学する機会を得られ、大学院卒業後も1年間研究員として大学で研究を続けることができました。その時の経験もあり、現在フランスに研究者として留学することができています。このような貴重な経験ができているのも、様々なことにチャレンジすることを前向きに考えるよう、森尾先生に指導していただいたからだと思います。ありがとうございました。